花咲ガニの特徴と旬

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花咲ガニは、タラバガニを同じくヤドカリの仲間になります。

花咲ガニの呼び名は、根室の花咲港に水揚げされていたという説と、茹でたときに赤くなって花が咲いたように見えることからとする説があります。

花咲ガニは、北海道でも、根室近海の一部の海域でした水揚げされない大変貴重なカニで、流通量が極めて非常に少なく、「幻のカニ」ともいわれています。

甲幅・甲長とも15cmほどでカニとしては小さくないですが、タラバガニと比べると小型で、体のとげが長く、脚は太く短いのが特徴です

花咲ガニは、コンブの生えている海域に生息して天然昆布を食べて育ちますので「コンブガニ」の別名もあります。

漁獲期は釧路では3月15日から7月31日、根室では7月から9月ですので、旬も夏から秋にかけてとなります。

旬の夏の花咲ガニは、北海道までわざわざ食べに出かける通の方も多く、カニの中で花咲ガニが一番おいしいと絶賛する人もいるくらい、花咲ガニには他のカニにはない旨みがあります。

味はタラバガニより濃厚でコクがあり、他のカニにはない独特の風味があると言われています

年末にお正月の祝い膳用に販売されている花咲ガニは、夏に獲れた花咲ガニを冷凍しておいたものです。

最近では、幻の蟹と言われてカニ好きの間では現地ツアーが行われるなど、密かなブームになっているほどで、また漁獲高が少ないことから、品切れになっているお店も多く、入手が難しくなっています。

「幻のカニ」といわれるだけのことはあり、ズバ抜けたみずみずしさと、濃厚な旨みが魅力です。

やはり濃厚な旬の旨みを堪能するには、現地で浜茹でして食べるのが一番です。

オレンジ色の鮮やかな卵は、わさび醤油でいただくと絶品です。

また、鉄砲汁やしゃぶしゃぶなどで美味しくいただけます。

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